基礎はだいじ。

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基礎を理解しているというのはやはりとても重要だと思うのです。

基礎ってね。

ネットで手芸を検索する時。

だいたい、作品の種類を入力すると「作り方」っていうキーワードが出てきます。

もちろん私もそうなんですが、「○○の【作り方】」を求めて検索をする人は多いと思います。

で、だいたいにおいて、それって、手順の説明なんですよね。

たとえば、ビーズなら、「今とおしたビーズを拾います」とか「Aを通して2つめのBを」とか。

レジンで宇宙塗りなら「この3色のマニキュアを塗ってぼかします」とか。

ある程度の説明はしてくれてあることもありますが、基本的には手順が多いです。

いまいちよく知らないジャンルで、それを参考に見よう見まねで作品を作った場合。

どうなるかというと、

往々にして二度と同じものが作れません(・x・)

というか、同じものを作る時はまた最初っから動画ないしページの手順を1こずつ追いかける必要があります。

2つ3つ作ったくらいじゃ覚えられません。

また、途中でなんらかの理由で中断して、しばらーーーーーーーーーくしてから再開しようとした場合。

その時参考にしたページなり動画をもう一度見たとしても、どこからどうするのが続きになるのかがわからなくて結局投げることになります(なりました)。

これはべつに手芸に限らず、仕事の手順でも勉強でも同じだと思うんですが。

理解してやってるか、言われたままに手順だけなぞってるか

というのは、かなり大きな違いです。

後者だとほんと、応用がきかない。テキストのとおりのサイズや形状の資材を使わないと同じ(類似の)ものが作れなかったり、場合によっては色をかえただけで混乱しちゃってできなくなっちゃう。

でも、まあ、ね。

基礎ってね。

つまんないですよね(・x・)

なにになるわけでもない四角とか線とかをちまちまやってるより、なんか形になって仕上がるものが作りたいですよね。

とってもよくわかります。

でも。

やっぱり、基礎を理解するのって大事です。

やっと基本の重要さを知る

レジンをメインにやってたころはあんまり動画って参考にしませんでした。

めだって名前のついてるテクニックってそんなにはなかったし、それこそ動画を「参考に」すると、ほぼパクりになっちゃうし。

縫い物を多めにやってた時は、けっこう動画で作れるものをさがしてました。

そう。

作「れる」ものをさがすのです。

同じトートバッグでもポーチでも、動画によって作り方がちょっとちがったりして、えっこないだ作ったアレとはまたちがうもの???ってなったり、なんて言われてるのかわからなかったり。

その中で、自分がかろうじて理解できるものを作るわけです。

(あと、私は、ゆーちゅーばーでべちゃくちゃ喋りながらなんかするタイプの人ってどんなに内容が素晴らしかったとしてもそのトークが鼻について動画見るのやめる人が多いです。ミュートしても内容がわかるなら続けてみることもあるけど。日本人でトークつき動画で耐えられる人は現状3人しかいない)

ビーズステッチには、基本となるいくつかのステッチがあって、どんな本にも載ってるし動画もあるしサイトもあるし、そもそもかなり単純なステッチです。

だからこそ、ささっと表面撫でただけでも、なんとなくわかったような気になっちゃうんですよね。

これが案外とくせもの。

奇数目のペヨーテチューブで編みますって言われて、言われてみるとなんとなくここんとこがそれっぽいんだなというのはわかるんだけど、やっぱりちょっとよそ見して戻ってくるとなんのことかまったくわからなくなってるし、そっちが3目で、今度は別の動画で5目の奇数目ペヨーテがあっても、同じことをやってるんだということがまったくわからない(・x・)

このままではいかん!(>ω<)と思った

というような意識の高い話ではなく(・x・)

ある時たまたま見てた動画が、概要欄によるとヘリンボーンステッチの変形でした。

これヘリンボーンなん?(・x・)

※応用の効かない系ASDの私はエニグマ変奏曲のどこが変奏されてるのかが理解できません。さすがにきらきら星変奏曲ならいちおうわかるけど。

と首を傾げたところに、サジェスト動画にさらに別の変形ヘリンボーン動画が。

そちらも、さらにもう1つあった別の動画も見てみて、思ったのが、

ヘリンボーンって結局なんなんだろう(・x・)

ということでした。

ヘリンボーンステッチというのは、ビーズがまるでイワシの骨のように並ぶステッチのことである

という言葉の上での定義は知ってるけど。

てか、ヘリンボーンのスパイラルチューブだって、作ったことあるんですけどねw

よろしいそれなら勉強だ

つまり、これが、理解しないで作ってるってことなんですよね。

動画のサムネで、らせん型のチューブのバングルを見て、じゃ次これやってみよーってなって。どういうテクニックを使うのか、その編み方のどこがそのステッチなのかも把握しないまんま、動画の人の言いなりにこっちへとおしてあっちへ通して引っ張って、ってやってるだけ。それで、へーこれがヘリンボーンかーとか表面的なこと言ってるだけ。

シェイプドステッチで使う平面ペヨーテならわかるけど、筒状になったらもうなんのことかわからない。

それってペヨーテ知ってることにならないわな(・x・)

この流れで、いくつか見た動画のうp主の人が、トークと実演で説明するタイプの人だったんですが、幸いなことに不愉快じゃないトークをする人でした。訛りもそんなに強くないし、使ってる言葉も平易で、説明もとてもわかりやすい。まあ、日本人もそうですが、いろいろいるわけです。here,and here,and here とか、指示語でしかしゃべれない人とかね。言葉が理解できたって何いってんのかわかんねーっつの(・x・)

しかも、動画一覧を見るとただあんなピアスこんなブレスレット、ってレシピばかりじゃなく、基礎知識や基本的なテクニックの解説、ちょっとしたtipsと、とても勉強になりそうなラインナップ。動画の絵面も、見たいところがちゃんとうつってるし、暗くてよくわからないとか、手が邪魔で何やってんのか見えねーとか、そういうこともない。

どうせ今ちょっと暇なんだし、いい機会だからまじめに基礎勉強してみようかしら(・x・)

と思って、その人の動画をあれこれ見始めました。

もちろんそれだけだと飽きるwので、相変わらずレシピ動画も探したり見たりして、手順がわかったものを作りながら別のテクニックの解説動画を見たり。

私は英語圏からの帰国子女で、といっても帰ってきてもう40年以上たってるんですが、幸いなことに日常会話程度の英語はたぶんぱっとはしゃべれないけど今でも聞き取れるし理解できます。

ていうかね、アメリカから帰って40数年たちますけど、

はじめて

英語理解できるバックボーンあってよかったわー(・x・)

って思いました。

今まで英語わかって役に立ったことなんかこれっぽっちもありませんでしたから。

英語がある程度聞き取れる、程度のことなんか、日本国内でごくごく普通に生活してたら屁の突っ張りにもなりませんからね(・x・)せいぜい吹き替えじゃない外国ドラマのニュアンスがわかりやすい、ぐらいです。

それはさておき。

そんなわけで、とっても今さらではあるけれど、ステッチの基礎とか、糸の扱い方とか。そういうのを一つずつ見て勉強しました。

ほかで見かけた動画で、それこそ見よう見まねでは作れたけどこれどういう構造になってんの?ってものがあった時も、そっちの動画の概要にちょこっと書いてあるテクニックの名前で検索してチュートリアル系動画を見たりとか。

 

結果。

 

かつてはなんのこっちゃさっぱりわからんわ(・x・)って思いながら作った動画をあらためて見て、あー、なるほどねー、ははあそうやってるわけかー、って、思えるようになりました。

そして、そういうふうに見ることができると、圧倒的に理解が早い。何度も動画をとめては次の手順まで手元を追いつかせてさらにまた次の1針をどうしたらいいのか画面と手元を必死に見比べて、なんてことがなくなります。

動画を見て勉強する必要があるわけではないとは思いますが、一定のテクニックが確立してるものは、やっぱり、まずそこを勉強するのが大事。

それが、多少面倒だったり遠回りに思えても、最終的には作品制作の精度も速度もあげてくれるし、アレンジもしやすくなるので、できることがぐっと広がります(・∀・)

 

ちなみにサムネ画像は8月にはじめて参加したワークショップで作ったものです。

この時もとっても勉強になりました(>ω<)

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