使い分けは大事でした。
======= もくじ =======
モールドでつくったレジンをアクセサリーに加工するには
モールドで作ったオルゴナイト(レジン)は、当然といえば当然ですがきっちり型の形をしてます。
ヒモとかチェーンをとおす穴も、カンもついてません。
モールドによっては、穴ができるように型の中に柱がついてるものとかもありますが、どっちかというと少ないです。
でも、レジンで作ったなんらかのカタチをしたモノは、ただそのへんにおいといてもおはじきぐらいにしかなりません。
それよりかは、ピンを接着剤でつけてバッジやヘアピンにしたり、ヒモとかチェーンとか金具とかつけて、ストラップとかキーホルダーとかそんなかんじのものにしたいですよね。
接着剤で何かつけるなら別に不要ですが。
ヒモや金具と組み合わせる場合、金具や鎖がつけられるパーツを追加しなくちゃいけません。
多くの場合、ヒートンという金具を使います。
こんなかんじのやつ。
レジンに限らず、対象にネジ部分をぐりぐりっとねじこんで固定する、ネジとカンが合体したような金具です。
ほかに、
突き刺しヒートンとも呼ばれる、ネジはついてなくて、用意された穴にさしこんで、接着剤で固定するものがあります。
多くの場合突き刺しヒートンには針の上のとこに傘みたいなのがついてます。
ねじこむネジの溝の部分がないぶん、傘の裏側にも接着剤をつけてしっかりとめるためじゃないかな。
あと、こういうタイプのほうが繊細できれいに見えます(・・
突き刺しヒートンも当然そうですが、ネジ式のヒートンも、柔らかい木材とかにねじこむならともかく、どんな素材にもぐりぐりってやれば入っていくわけではありません。
そもそも、とくにアクセ用なんかかなり小さいパーツですしね(;・∀・)
サイズはもちろん種々あると思いますが、私の持ってるのはこんくらいの大きさです。
サイズ比較に、私の大好きなJETSTREAMのボールペンを横においてみました。
ぶっちゃけ、指じゃとってもつまみにくいサイズです。
こんなのをペンチでつまんで硬化した樹脂にぐりぐりしたってねじこめたりしません。
なので、ネジ型のを使う場合でもある程度穴をあける必要があります。最後はちょっとねじこんでもいいかも、ぐらいで。
では、以前のエントリで注文しましたと書いたまんまでしたが、入手したビーズリーマーに出てきてもらいましょう。
これです。
これを出してきて、チップをつけて、うぃーんと…………ツルッ
うぃーんと…………ツルッ
(°д°;;三;;°д°)アレッ
つるんつるんすべって、ちっとも穴があきません!!!(>_<)
これはピンバイスってやつじゃないとだめなのか?!
ピンバイスばんざい
というわけで、ダイソーにあるというのでちょっと安心して買ってきました。
これより太い、2mm/2.5mmの2本組とかもありましたが、とりあえず細いほうで。
これ、めがね用のねじ回しなんかと似たような構造になってて、てっぺんのお皿の部分を指で固定して、胴体んとこをくるくる回して穴をあけるものです。
再挑戦。
ぐりぐりぐりぐり……
Σ (゚Д゚;)
めっちゃ簡単に穴があく!!!!
2000円のリーマーがちっとも動いてくれないのに100円(で2本だから1本50円)のピンバイスがさくさく仕事してくれるよ!!
ピンバイスとリーマーの違い
ここで、言葉のお勉強をしましょう(´・ω・`)
まずピンバイスとはなにかといいますと、精密<///] ・・・・・ 精密ドリル です。
上の写真にもPrecision Handdrillとありますね。
穴をあける道具です。
いっぽうリーマーというのは、穴を任意の大きさに広げる道具です。
つまり、ヤスリです。
リーマーにはドリル型に近いカタチをしてるアタッチメントもありますし、ピンバイスを使って穴を広げることもできます。
なのでわりとごっちゃになってましたが(私の頭の中では)、
ぜんぜんちがうものです。
ドリルとヤスリはちがうよ!!!
そりゃリーマーじゃ何もないとこに穴があくはずがありませんね(;・∀・)
以前作ったプラモ(笑)のドリルを使えばいけるんじゃないかとも思いますが、ちょっと適当に作ったもんでスイッチが切れなくなることとかあって(;・∀・)
※製品として問題があるわけではなく組み立てがへただっただけです。
私はとくに、主に小さいものを扱うので、相手がでっかい板とかならそれほどでもないかもですが手に穴あけちゃうとあぶないのでお蔵入りにしました(;・∀・)
プラモ(笑)についてはこちら

ヒモに通らないのですよ(´・ω・`)
そこで新兵器に挑戦!
ピンバイス使ってヒートンつけたよ!
というわけで、うおーめっさ簡単に穴あく!!!とテンション急上昇状態で、試作品のオルゴナイトいくつかに穴をあけてヒートンつけてみました。
穴あけて、接着剤がわりにレジンで埋めて硬化させてます。
穴あけたときに白くなっちゃった部分もきれいに埋まるのでレジンのほうがむしろよさそうです(笑)
石切丸のほうみたいに、樹脂しかないところに穴をあけるとやっぱり中にヒートン入ってるのが丸見えですが、宗三のみたいにラメやらシェルやらで多少ごちゃっとしてるところにつけるとあんまり見えません。
まあ、これも裏から見るとけっこう見えるんですが。
このへんはご愛嬌のレベルかな、と思います。
これで、ヒートンも刺せるし、あと何回も失敗してて毎度ナナメになりませんようにのお祈りをするしかなかったスワロも、これでちょっと表面に穴あけて石のおさまるくぼみをつくってセットすればきれいにおさまるような気がします。
この2つはここまでになりましたが、
試作品の中でもお気に入りの鶴丸の蝶のオルゴナイトはさらにカンつけて折り鶴のチャームもつけて、ちょうど新しくしようかなと思ってたキーホルダーにしました(・∀・)