失敗作の葬列
======= もくじ =======
箱いっぱいの
ハンドクラフト作家にはダンボールいっぱい、失敗したり使えない試作品をあれこれ作って、結果として売れる作品を作っていくものだそうですが。
うちにも、箱いっぱいとは言いませんが作っただけで袋に入れられて小さめの箱の底のほうにじわじわと試作品がたまってきました。
それにしてもレジンは失敗の仕方がひどいね(苦笑)
ラップブレスとか、四つ編みブレスなんかは稚拙さとかガタガタしてることとかはおいといても、いちおう完成品にはなってるし。
マクラメ系はあまりにも地味でちんまりしすぎちゃって売り物になるレベルに見えなかったのでやめた。
ただの平編みじゃ商品価値のあるものはつくれない。
じっさい、フリマアプリで見ても毛糸やワックスコードを「編んで」作ったものっていかにも手作り(ハンドメイドという商品じゃない)にしか見えなくてしょぼい。
それでも、いちおうは、形にはなってるんです。
が。
レジンはそうもいかない。
なまじいちおうは形になるからいかんのかもしれません(笑)
イメージ可視化への道
レジンをやろうと思った時、こういうことがやりたいっていうけっこう明確なイメージはありました。
とにかく、まず最初に刀剣のイメージアクセが作りたい。
で、あれこれ調べた結果、OHPシートに図柄を印刷すればいけるんじゃね?というところにたどりつきました。
とりあえず、図柄がないとどうしようもないので、これは先に手に入れました。
あっ、こういうの使いたい、と思う素材を作ってらっしゃるかたを偶然見つけて、その方の自己紹介を見たらいわゆるクラウドソーシング系のサイトに登録してらしたので、そこからコンタクトをとってお仕事を依頼して作ってもらいました。
本当はそこも自分でやるものなんでしょうけど、自慢になりませんが私に美的芸術的視覚的センスというものはない。
ベースの図柄を作ってもらって、カラーリングは自分でやりました。
ここまでくると、私のパロディ屋な部分が起き出してきます。
どんな組み合わせにしたらそのキャラっぽく見えるか、そういうアレンジならわりと自信があるのです。
で、それを具現化する技術も、決して水準は高くはないけど持ってます。
同人作るのに多少なりとフォトショであれこれいじっててよかったわー。
というわけで、とりあえず数人ぶんのイメージカラーで素材をアレンジして、印刷(・∀・)
ここまでは問題なかったんですが。
いざ、入手した空枠にレジンを流して、さあOHPシートを封・・・入・・・・・・・
ぜ、ぜんぜん枠のとおりの形にきちんと切れないんだけどΣ (゚Д゚;)
結果。
エンボスヒーター買う前だったんで気泡は見なかったことにしてください。
でも、それよりなにより。
がっっっっっっっっっっっっったがたです。
右上めっちゃすき間あいてる(苦笑)。
紙を使うと爪でぎゅっと押しこんだりとかでもうすこししっかりはめられるっぽいんですが、なにせ0.1mm厚のフィルムですからそう簡単にはいきません。
試行錯誤の末、
枠にぴったりはめるのは諦めて(苦笑)枠の裏側を全面覆うような感じでOHPシートをかぶせてけっこうむりやりレジンで接着しました。
いちおう、前側から見ればまあまあきれいです。
が。
裏をなんとか定着させようとしてレジン盛りまくったもんだからぷっくりしすぎて裏がどう見ても表(・・
その上枠のフチをフィルムががっつり覆ってるので非常にきたならしい(´・ω・`)
いちおうチェコビーズとかチャームとかつけてそれっぽく仕上げてはみたものの、
つけとくだけ石とチャームが無駄
だと我ながら思うのでそのうち分解しようと思います。
色の限界
ほかにもひとつ、というかものすごくでっかい問題があって。
たとえCMYがライトシアンだのライトマゼンダだのやや中間色っぽいインクも使う10色ぐらいの印刷になろうとも、ご家庭でできる、トナーでもインクでも、「ベースの色インクを混ぜあわせて印刷色を作る」印刷では、現状、「白」という表現はできないのです。
フォトショの画面上で白抜きにしたら、そこは透明になっちゃうんですね。
それ以外の色も、透明フィルムに乗せるもんですからけっこう透明で。
上の写真は、白い紙の上にのっけてるんでちゃんと模様が見えますけれど、
持ち上げたら最後、上にのっけたチャームしか見えません⊂⌒~⊃。Д。)⊃
図柄、とくに、白抜きにした紋がまったく見えません(゚Д゚ )
これじゃあかーんヽ(`Д´)ノ
解決策はあるのか
最初のレジンは、そんなわけでここで惨敗して撤退。
気泡と戦うためにエンボスヒーター買って、再戦にそなえたりしたんですが。
ビーズに寄り道⊂⌒っ `ω、)っ
エンボスヒーターの使い心地を、とか言って1こ2こ枠に1層目を流すくらいはしたんですが、結局きれいに封入をどうしたらいいのか方策が立たなくて1か月ほど放置したのでした⊂⌒~⊃。Д。)⊃
・・・と、ここまでが前振り。
次から再挑戦の記録です。