やっとどれが何でどうちがうのかを把握しました。
======= もくじ =======
なぞのことば「F芯」「ペラ芯」
「F芯」と「ペラ芯」。
裁縫系の、しかも日記系、さらに言うともう長年ミシンを踏んでます、お教室やってます、衣服メーカーで縫製をしてました、なんてタイプのかたのブログにたまーに出てくる言葉です。
つまり、その言葉がけっこう特殊な用語だという自覚をまったくお持ちでなくて、「針を」というのと同じレベルでぽろんと「F芯を」と記事の中に出してしまわれるんですよね(・x・;
最初にその言葉を見たのは、豆がま口を作りましたぁ~(*´∀`) 的な記事でした。
たぶん、別のブログを見てるうちに豆がまの存在を知って、ほかの作り方もあるのかしらって検索してるうちに見つけたんだと思います。
「F芯とペラ芯を型紙どおりに切って」「あっという間に完成!」
・・・・えふしん?
・・・・・・ぺらしん??
・・・・・・・・・なにそれ?(・・?
はい、ぐーぐる先生よろしく!!!
とりあえずわかったけどよくわからん(・x・;
と、検索対象を「F芯」「ペラ芯」に変えてみたものの。
有効な情報がなかなかひっかかってきません。
一番それらしいのが出てきたのが知恵袋というね(・x・)
でも、それを読んでもいまいちわからない。
読んでるこっちにまだ裁縫知識の蓄積があんまりなかったせいもあるんだと思います。
とりあえず、どうやら、
F芯もペラ芯も
裏がシールになってる接着芯
であるらしい、というところまではわかりました。
そして、どうやらそれらしきものを売ってるお店も発見(・∀・)
が。
そこには「F芯」も「ペラ芯」も売っていないのです。
シール式接着芯はあります。
そのうちの人気商品?として、「スライサー」というコーナーが作ってありました。
どうやらこれが、それっぽい。
が、どうも画像も私がほかのブログで見た「F芯」とは違う気がする。
もともとのブログにあった写真の「F芯」も「ペラ芯」も、なんか黒っぽい色をしてます。
でも、「スライサー」は水色なのです。
(・x・)
ここで、同じ黒っぽい色だったら納得がいきましたし、水色のほかに黒のスライサーがあるんならそれでもよかったんですが。
なかったんですよね。
シール式の接着芯という機能こそ同じであっても、名称と外見、2つも相違点がある以上、求める情報に100%合致しないとどうにも納得のいかないタイプのASDにはこれがあのブログにかかれていたF芯あるいはペラ芯であると自分を納得させることができません。
どこかに「F芯orペラ芯」=「スライサー」であるという証拠というか、知ってる人の「これは私たちはF芯と呼んでますが正式名称はスライサーです」みたいな、そういう確信のもてる解説とか説明とかをしてくれてるところはないものか。
いろいろ調べてみたんですが、ありませんでした。
当時は。
でも、それっぽいものを売ってるショップもほかになくて、しかもロール発送なので送料が高い。
それでもシール式接着芯という資材じたいにはとても興味がある。
結局好奇心が勝って、買いました。
よくわからないまま。
スライサーと、あと、これさえあればなんでもできそうな気のしたシート状の両面接着テープ。
どちらも、幅は90だかそのくらいですが、最低販売単位。
1メートル(・x・)
使いみちも決まってないのに(・x・)
そして案の定、
こんな状態でやってきたこれは、ものすごく長いことほとんどこのまま放置されることになります(・x・)
というのも。
結局豆がまのシール芯つき制作キットみたいなのを売ってるショップがあったので購入してみたんですが。
入ってた芯地2枚が、やっぱりどっちも黒でした。
作り方はというと、
1枚をがま口のオモテ側にする布に貼って、
両面テープを裏側に貼って、オモテ布を裏側へ折り込んで両面テープでとめて、
そのさらに裏側にもう1枚を貼って裏側をキレイに見えるようにして、
ボンドをつけた口金にさしこんでカシメる
というもので。
さて、ここで問題が生じました。
これを、私の買ったスライサーで再現しようとした場合。
内側が水色の、なんかちょっとぼわっとした和紙と布のあいのこみたいな地になっちゃうよ?(・x・)
がま口の内側としては、なんかちょっとそれ、あんまり見栄えよくなくない?(;・∀・)
これを、どう解決すればいいのか。
よくわからないまま、シール式接着芯とシート式両面接着テープはこのまま部屋のはしっこにたてかけられたままいつかわからない活躍の時を待つことになりました。
スライサー初指名
すこし前、まだ手があんまり治ってなくてミシンだと直線1本縫っただけで痛くなっちゃってたころ。
ボンド使ってなら工作できるかな、と「ボンドで作る布こもの」的な本を借りてきました。
そしてそこには、なんと!
裏地として、ちゃんと!
「スライサー」という名称のシール式接着芯が掲載されていたのです!!ヽ(・∀・)ノ
ある!(・∀・) 俺これ持ってる!!(・∀・)
ということでいそいそと、しかし1メーター近い紙管をちゃんと置けるようなスペースは我が家にはなく。しかもロールにずっと巻きつけてあって丸まったまんまくせのついてしまった横幅1メーター近い紙をなんとかすごくぎざぎざにではあったけれど切り出して、iPadケースの裏地に使ってみました。
ちょっとかたすぎた(・x・)
けど、「スライサー」がこういった、バッグやケース系小物の裏地に使われる資材であるということはぶじ証明されました(・∀・)
どのくらい活用するかはちょっとおいとくとして(;・∀・)
ついに正体が判明!
そしてつい先日。
このごろまた資材をわっしゃわっしゃ買ってまして、裁縫系の副資材を入れてる引き出しがぱんぱんになってきたのでちょっと内容の整理をと思ってひっくり返してみました。
作れてない豆がまがいっぱい出てきました(・x・)
資材が手に入った時に型紙がわりにつかおうと思って使わないでおいてあった、セットについてたシール式接着芯も出てきました。
これ、作れないものかなあ、と、あらためて以前のF芯とペラ芯のことが書いてあったブログを見に行きました。
1年数か月ほどごぶさたしてる間に、関連記事が少し増えてて、そして問い合わせなどもあったのか、その中に「口金は○○」「F芯は○○か○○」「ペラ芯は○○」で売ってます、という記述が!!!
そして、「F芯は」と書かれていたショップの1つが、
私がスライサーを買ったショップ、浅草ゆうらぶでした!ヽ(>∀<)ノ
方向性は間違ってなかった!! すくなくともニアミスはしてる!!!(>ω<)
でも、やっぱり、とくにペラ芯は。ブログの画像とショップの画房は、ちがう(・x・)
ここであらためて1年強ぶりにぐーぐる先生に検索をお願いしたところ。
以前は出てこなかったページがいくつか出てきました。
ここでやっと、情報の整理ができました(・∀・)
スライサー
シール式接着芯 の中で、芯地に使うもの
つまり、別に裏地などをつける、アイロン式の一般的な接着芯と同じように使うものです。
接着芯が薄手からばりばりの超厚手まであるように、厚さはさまざま。このショップだと一番うすいやつが0.35mm。
私が買ったのがこの0.35のスライサーでした。
F芯
結局Fが何の略号なのかはわからないまんまなんですが。
やはり口語というか、俗称のようで、
スライサーの中でも厚手のもの
をF芯と呼ぶそうです。
具体的には0.6~0.9mmぐらいの厚み。
私がスライサーを買ったショップでは(知らないうちに!w)0.6mmのスライサーに「(F芯)」って書き足してありました(笑)。
裏地に使うほか、差し込み式マグネットホックとかの留め具類の、裏側の補強に使ったりもするようです。
ペラ芯
そして、懸案のペラ芯!
これもまたやはりどう見てもそのとおりなんですが俗称で、
名前のとおりぺらぺらのシール式接着芯のこと。
ペラペラ芯と呼ぶかたもいるらしいです。
名は体を表しすぎ(苦笑)。
で、これがスライサーとどう違うのかというと。
ペラ芯は「裏地としても使用できる」もの。
スライサーが藁をつき固めたようなというか紙製の卵パックみたいな手触りなのに対して、なるほどキットについてきたような、ちょっと合皮っぽかったりビニールっぽかったりするシール式接着芯が、ペラ芯のようです。
やっとすっきりした!!!!ヽ(>∀<)ノ
創意工夫よりやっぱり既成品
やっとすっきりしたのはいいんですが、ということは、
うちにはスライサー(F芯よりはちょっとうすいけど親戚)はあってもペラ芯はない。
ということになります。
そこでふと目がいったのが、スライサーと同時に買ってやっぱりほとんど使いみちが見いだせずにロールに巻き付けたまんまにされている、シート状の両面接着テープ。
これをさ。
百均のフェイクレザーに貼ったらシール式接着芯にならね?(・・?
はい、すぐやる課。
シートに合皮をあてておおまかなサイズをしるしつけて切り出して、ぺたってして、豆がまと印鑑ケース(にさしこむもの)を作ってみました。
画像だとちょっと質感がわかりにくいですが、なんか厚ぼったい(・x・)
そして実際に厚みがありすぎるらしく、口金に入れるのにちょっと苦労します。
そのせいで合皮の表面もよれちゃってあんまりきれいじゃありません。
ちなみにキットについてきたペラ芯がこちら。
ね、見るからにぺらぺら。なるほどペラ芯。
という言葉遊びはおいといて、ダイソーのフェイクレザーはちょっと厚すぎるようです。
これですからね。ちょっとブレてるけどペラ芯に比べて厚みがそこそこあるのがわかるでしょうか。
もうちょっとうすいの・・・と思ってみてたら、なんとなくそれっぽいシール式接着芯も、やはりゆうらぶさんで発見したんですが、
高い(・x・;
1mだとしても、なんというか1つの商品(しかも裏地。ついでに私の用途としては豆がま口の裏地用)の単価として、ちょっとこれは高いよ・・・?(・∀・;三;・∀・)
というお値段。
しかも、「ご注文をいただいてからシールを貼るので時間かかります」って書いてある。
うーん。
あと、最近「合皮補修シート」等の名称で合皮をシール加工した裏地的に使える合皮を扱ってるショップもあります。
あるんですが、これがどのくらいペラいのかがちょっとわからない。
サイトの表記だと0.3mm、つまり手元のスライサーと同じなんですが。
ペラ芯ほどペラくないような・・・。
スライサーを2枚重ねたと思うと、なんかちょっともっさりしそう・・・?
これはやっぱり自作すべきか。
キットにして販売してる人がいる以上はどっかで売ってるんだろうけど、素人や個人には買えないものかもしれないしやっぱりじさk・・・
と、ごそごそしてみたら別の引き出しから昔買った合皮がでろんと出てきました。
なんとなく、0.3~0.5mmっぽい(「っぽい」w)
こっちのほうが百均のフェイクレザーより薄手だし、これに両面接着テープ貼ればいけるかな。
・・・と、思いながらシール接着芯をさらに検索してみてたら。
「シール貼りつけ(1m単位)」という商品が目に入ってきました。
ん?
んん??Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
ページに飛んで、よーく見てみると。
このショップで扱ってる裏地のうち一部の商品を、
オプションでシールつきにできる
というののオプション部分(゚Д゚)!
もちろん、これも「ご注文を受けてからシールを」なんですが、
合皮の代金+オプション加工代を合計しても、先に見つけたほうの半額ぐらい。
これなら(・x・)
でもここんち送料高いからなあ・・・。
だからといってどうして2枚買うというあさって向いた結論に達するのか自分(・x・)
いやまあ色1色だけもつまんないなって思ったのは事実ではあるんですけどね!
どうすんのこの幅95cmのペラ芯2mぶん(・x・)
4cmの豆がま作る用なのに・・・w
とりあえずそれぞれをA4ぐらいに切ってみました。
今回は紙をあてておおよそのサイズを決めるというてくにっくをみにつけた(・x・)ので、ちょっときれいです。
最初はたんに10センチぐらいの幅をちっともまっすぐじゃなく(・x・; 一列だーっと切って大失敗しましたからねw
到着直後ですけど、もうくるんくるんです。
しばらく重しが必要そうです。
ちなみに「ご注文を受けてからシールを」で夜中に購入した翌日の、受注当日に発送されました(・x・)
送料高いだけあって宅配なので翌日朝はやく届きました(うちは黒猫が回ってくる順番として前のほうなのでだいたい8時半とか9時とか朝早めに届く)
シールはるのって早くて簡単なのね?(・x・)
ちなみに、はしっこのほうはけっこうぐしゃぐしゃしてますw
というかそもそも、シールは90cmで合皮が95cmなので、端のほうはシールがついてない部分があります。
仕様ですね(・∀・)
ていうかこのペラ芯(として使えそうなシール式接着芯)(というか裏地用合皮をシール式に加工するサービス)、去年私が調べた時どころかレビュー見るとずっと昔からショップに存在してたようです。
調べ物には調べる側のテクニックと想像力が必要という、とてもよい例ですね(・x・)
ところでこのゆうらぶさん、送料高い高い言ってますが、高いのを責めてるわけじゃありません。
じっさい高いんですけど、でも買ってますから(・x・)
メール便系の発送放送で送れるものってだいたいA4サイズぐらいまでで、それ以上になると折り畳まないといけないし、折っちゃうとこれビニコよりうすいしふつうの布地ほど柔らかくないから、折りじわはとれません。自分で扱う時にちょっと折っちゃっただけでもとれませんから。
私なんかはまあ、ちっちゃいサイズでしか使わないけれど、でもたとえばバッグの裏地に使おうと思ったら、やっぱりA4じゃ小さすぎちゃうからね(・x・)
あの形状で発送するためには必要だと思うのでこれは仕方ないと思います。
1m単位でしか売ってないのも、あれだけ梱包に手をかけて50cm単位とかじゃ送料と手間のほうがかかりすぎちゃうからな気もします。
発送早いし対応もいいし、それに。
芯材30種のサンプルが無料でもらえたり
上で紹介した、裏にシールを貼ってくれる合皮のサンプル一式が300円ぐらいしかも送料無料でもらえたりするので、十分以上に良心的なお店ですよ!
単純に金額として考えるとふだんメール便100円から300円で商品買ってる身としては高いってだけです。