このトシになってコップ袋が必要になるとは思ってませんでした(・x・)
======= もくじ =======
袋ものはめんどくさい
袋ものといえば、縫い物における一大カテゴリです。
ファスナーポーチとかトートバッグとか、巾着袋とかバネポとか、種類もサイズもさまざま。
ネットで検索をかけると、袋ものの作り方を解説してくれてるページは無数ってくらいにあります。
でも。
同じものの作り方なのに、なんかブログやサイトによって作り方が違うんですよね(・x・)
ほんとはこういうのはわからないなりにとにかく言われるままに作ってみて、いくつも作っていくうちに体得していくものなんだろうと思うんですが。
私はいろんなサイトを見て、あちらでちょっと理解しきれなかった部分をこちらで補完して、それで納得してはじめて作りはじめられるタイプで、「作りたいサイズに合わせて調節してください」とか書いてあるだけでも\(^o^)/ってなっちゃうほうです。
こっちのブログもあっちのサイトもあそこのショップでもらった無料レシピもあっちのショップで買ったキットについてきたレシピも全部書いてあること違ったりしちゃうとどうしていいかわかりません。
とにかくやってみるにしてもどのサイトやショップのレシピを「とりあえず」作ってみればいいのか判断がつきません。
それで、もっとわかりやすい、絶対にこれなら失敗しないだろうと思えるレシピを求めてまたねっとやショップをさまよって、むだにブクマとレシピの紙ばかりが増えていく。
ずいぶんキットとかセットとかも買ってるわりに、じつはそんなわけで、袋ものってほとんど作ったことがありませんでした。
そもそも、自分が使うあるいは誰かにあげるなり販売するなり、作る理由がないと張り合いがあんまりなくて気持ちが作るほうへ動きにくいんですよね。
新しいのを作ると、前のを使わなくなるから結局死蔵することになっちゃうわけで、死蔵するだけのものを作るために労力をはらうのはどうも気に入りません。
それで、すごい初期に作った、接着芯も貼ってない歪みまくりのよれよれのがま口をいまだにキーケースに使ってたり、マチが完全に歪んでるファスナーポーチを、見るたびにこれ失敗作なんだよなーと思いながら作り直すのが面倒でそのまま使ってたりしました。
後者はちょっと前(と言いながら3か月前だったw)に、あっこれなら理解できるかも!というファスナーつけの解説を見つけて実践してみたくなったのでついに作り直しました

が、がま口は相変わらずよれよれでがたがたで内容量と外側のサイズが合ってないんだけど作り直す気にならないまま使い続けてます(苦笑)。
それはさておき。
つまり、逆を言うと、これなら理解できるかも、と思って、かつ、使うあてがある
ものであれば、条件はうるさいですが作るのです(・x・)
発端:のぱそ入れ
前の職場に、休憩時間に書けるようにノートパソコンを持っていこうと考えました。
いちおう、カバンに入らなくはないんですがサイズがギリギリで、そして重い(・x・)
ちょっと休憩時間に買い物に行こうって時にも持ち歩かないといけないのもどうかなあ、ということで、専用に手提げ袋をと思ったわけです。
A4ぐらいのトートとかは、いろいろと持ってます。
だからそれに入れて歩いてたんですが。
作れそうだよな(・x・)
分厚いものでもないのでマチもたぶんいらない。
いわゆる入学3点セットのレッスンバッグってやつとおおよそ同じ作り方でいけるんじゃないかしら。
と思って、レッスンバッグの作り方が書いてあるブログをあちこち見て回ってたら。
はっΣ (°д°*)
てなったくらい、丁寧にわかりやすく作り方を解説してくれてるブログが!
おおお、わかる。
わかるぞ・・・・!
これなら、私にも作り方がわかる・・・!!!!
その時に作ったバッグがこちら。
互いに面識のまったくない友人二人から「あんたらしくない」と言われた、有輪のマカロン柄です。
ちゃんと黒っぽい地色の選んでるのに(´・ω・`)
ちなみに、「作りたいサイズに合わせて調整してくださいね」と計算式も載ってるんですが、どう計算していいのかわからなくてレシピまんまのサイズ。
対のぱそ比率としては、
でかすぎる(・x・)ものでした。
だいたいわかったからサイズかえて作りなおそう
とは思ったんですが、やっぱり比率どうすりゃいいのよというキモチで、いちいち細かい計算するのもめんどくさいし、もう職場やめるまで1か月もなかったのでいまさら作りなおしてもな(・x・)ってなって結局そのまま。
しかし。
本当にこの時のこの縫い物は、簡単にできたのです。
ポメラ入れのひらめき
わりと最近、ポメラを新潮しました。
持ち歩くならやっぱり入れ物がほしい(・x・)
が、ポメラの純正ケースってお高いのです。
パンがないなら焼けばいいじゃない(・x・)
パンがなければお菓子を食べればいいじゃない、というのはマリー・アントワネットの言葉として巷間流布していますが、じつはそうではないらしいですね。
それはともかく、パンがなくても小麦と塩と砂糖と酵母と油があるなら焼けばいいわけです。
はっ!Σ (゚Д゚;)
そうだ、今こそついに、あの!!!
あまりのかっこよさに即買いしたはいいものの小物を作るには柄が大きすぎてどうとっていいかわからなくて1年以上放置したまんまになってたキルトゲイトの和調パッチのあちこちからねこがのぞいてるこの布(説明)が使えるんじゃまいか!?!?!?
うん。このくらいのサイズのものを作るならこの柄なかなかよさそう。
ですが、ぶっちゃけ。
寸法はかるのめんどくさい(・x・)
私、根はめちゃくちゃざっぱでいい加減なんですよ(・x・)
だけど、アスペ(未診断)なのでちゃんとできないといやなのです。
だから、寸法の書いてあるレシピはその寸法どおりじゃないとつくれないし、それを自分の求めるサイズに応用するためにはどうしたらいいのかが理解できないのです。
まして、自分のほしい形にするためには何センチの布を切ればいいか考えて計算とか、むりですよむり。
数十年前の話ですが、父の弟が大工で、私の部屋の壁一面を全部本棚にしてもらえることになりました。
それはそれは喜んで、がっつり設計図を引きましたよ。
ぴったり文庫本だったかコミックスだったかが入って余計な隙間があかないような、ちゃんとした本棚になるんだとわくわくしてました。
叔父はきっちりそのとおりに棚を作ってくれました。
ただ、ひとつだけ。
叔父は棚板には厚みがあるということを私に教えてくれなかったし、そのぶんも計算に入れないと求めるとおりの棚にはならねえよということをひとことも言わないで施工してくださいやがりました。
いやまあ、実際は言われたのかもしれませんが私にはそういうことを言われているのだとは理解できてませんでした。
結果。
何も入れられない、わけのわからん中途半端な高さの棚?が一段できてしまったのです。
しかも作りつけにしちゃってあるから調節してどうこうとか、そういうこともできません。
私が棚板の厚みという寸法のことを考えなかったがゆえに不完全でぶかっこうに仕上がってしまった、とてもかなしくてくやしくて恥ずかしい、己の愚かしさを常時つきつけてくる思い出です。私は自分の部屋の壁が大嫌いになりました。
そう。
たいていの物体には厚みというものがあるのです。
だから袋ものにはマチがあるのです。
そして、マチをつくるとそのぶん袋ものの仕上がり幅は狭くなってしまいます。
これこそが、私が「お好みのサイズで」もともとの型紙をいじれない理由です。
どう計算したら、「自分のほしい仕上がりサイズ」プラス「自分のほしいサイズのマチ」を含む用尺が出てくるのかが理解できないのです(・x・)
まあ、今回のポメラ入れに関しては、ケースに入れたまま充電できるようにヨコが開いた長細い封筒形を考えてたので、マチはいりません。
純粋にポメラの厚みだけ。
あ、あと、持ち歩く用ケースですからある程度の緩衝材になるようにキルト芯を貼るつもりなので、その厚みも計算に入れないといけません。
はい、もうわかんない(・x・)
でもポメラケースは作りたいし必要だし!
せっっっっっっっっかくついにこのキルトゲイトの出番だって思ったのに!!!
とじたばたしてたら。
そこに。
だったらそもそもはからなきゃいいんじゃね?(・x・)
という天啓が降ってきました。
そうか(・x・)
何センチとか考えて計算しないで、たんに必要な量、布を切ればいいのか。
あとは作り方だけど・・・。
うっすら、のぱそ入れを作った時の、とてもわかりやすく簡単だった手順が頭に浮かんできました。
持ち手とか切り替えとかファスナーとか、全部とっぱずして考えていいわけだから・・・
ポメラを2つ折りにはさめる長さ+キルト芯のことを考えてちょっとだけ多めに、
キルトゲイトをじょきじょき
切ったキルトゲイトを裏地に使うことにした布の
上に置いて
同じ形にじゃきじゃき
キルトゲイトの裏に接着芯を貼って
口のところでオモテ布と裏布を縫い合わせて
2つ折りにして
お尻のトコと片側をL字にだだだだだだだだだだだだだだだだだだだだ
ひっくりかえして
返し口を綴じて裏地を中に入れて
できた(・x・)
途中過程の写真をいっさいとる余地がなかったレベルでつまづくことなくすぐできました。
たぶん30分もかからなかった。
こんなふうに出し入れする横向き封筒型です。
ポイントは、
- 口のとこでオモテ布と裏布を縫い合わせて1枚の布にする
- それを中表に二つ折りしてまとめて一気にぐるっと縫う(返し口は残して)
この2つ(・x・)
そしたらあとは返し口からもそもそ布を引っ張り出して裏返して、
返し口を閉じたら裏地を中へ入れ込むだけ。
(・x・)
袋ものって、この作り方なら
ちょう簡単じゃね?(゚Д゚*)
とややナメたことを考えた少しあと。
なんと、コップ袋が必要になりました(・x・)
仕上げはコップ袋!
新しい職場に入ることになりました。
いちおうの福利厚生として、飲めるお湯が自由に使えます。
誰も教えてくれないまま、何かの雑談の流れでぜんぜん部署の違う人に偶然教えてもらうまで3か月そのことを知らなかった前の職場とちがって、研修初日にここでお湯が使えますよーと教えてもらえました。
前の職場は5リッターのw湯沸かしポットだったんですが今度の職場にあったのはいわゆる給茶機。
お湯だけじゃなく、なんとお茶やコーヒーも飲み放題なんですって!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
が。
私が職場用に持ち歩いてた百均の500mlだと背が高すぎて入らない・・・w
ということで保温も考えてサーモスのカップを買いました。
フタつきだけど飲み口のついてないやつがいいなと思って買ったんですが、フタがかぶせるだけのタイプで、きちんとはまるわけじゃなかった(・x・)
しかも、カップで持ち手があるので円筒形じゃありません。
これを持ち歩くには・・・・・・・・コップ袋?(・x・)
じつは私、巾着って作ったことがありません。
ばねポもいまいち好きじゃないんです。
つまりせっかくまっすぐに切ってあるのにそれを絞って形を歪ませるっていうのが自分的に納得がいかないんですね(・x・)
でも、カップを収納して持ち歩くのに一番いい形はどう考えても巾着(・x・)
なので、作ってみることにしました。
巾着は作ったことないけどばねポは過去2つぐらい作ったことがある。
ばねポと巾着の差は通し口にヒモを通すかバネ口を通すかの違いだけ。
なんにせよ袋ものだし。
袋もの(の作り方のうち1種類)をマスターした今の私に不可能はない!(ↀωↀ)
レッスンバッグを教えてくれたサイトにはコップ袋の同じくらい詳しい作り方もありました。
袋ものの基本が理解できたので、どこがほかの袋ものと違うかが理解できますΣ (゚Д゚*)
そうか巾着類を作る時は両脇をだだだだだだだってする時にオモテ布と裏布を縫い合わせたあたりを1か所ないし2か所ヒモ(バネ口)を出すために縫わないで残しておけばいいんだな(゚Д゚*)
というわけでさっそく。
気がついたらこのねこの顔柄の布もキルトゲイトでした。
これはいくつかポーチとか作ったりしてますので、今度はコップ袋に使うことにします。
その場面の写真が残ってませんでしたが、
布でコップをくるんでみて
必要な幅と高さを決めて、
裏地も同じ大きさにカット。
それと、今回は縫いしろの線をちゃんと書いてみました。
まあ、線に合わせてめっちゃ慎重に縫っても
裏はずれますけどね(・x・)
もう、いいんだな?こういうものはそんなに厳密じゃなくて!
そもそも最初のサイズのところから「入れるコップがくるめるサイズ」とか超アバウトにやってるんだから厳密であることに目くじらを立てようにもどこに立てればいいのかわかりませんし。
でも、布の継ぎ目のとこをきっちり合わせることだけはものすごく厳密にこだわりました。
ここがずれるとやっぱり完成度が一気にがた落ちします。
だからつまり、
ずれたり歪んだりすると一気に素人臭さが倍率ドンになる場所さえきっちり縫ってあれば、残りは多少アバウトでもなんとかなる
世界の秘密はこれだったのです(・x・)
というわけでかんせい。
じつは紐通し口の作り方をちょっとだけ誤解しててやや使いにくい形になっちゃったんですが、これで完全に理解したから次からはまちがえない(・x・)
絞りヒモにいわゆる百均で売ってる巾着用のヒモを使うのにやっぱり抵抗があったので、ちょっとそれぞれ単独で使うには微妙に不満のあるタグの切ってないやつをリネンひもとして使うことにしました。
幼稚園児や小学生の入園入学グッズの定番のひとつを、50をはるかに越えて必要とする日がくるとは(・x・)
しかしこれで、やっぱりこの作り方での裏地つき袋物の作り方に関しては、たしかなてごたえをえたぞ!(>ω<)
私を開眼させてくれた記事はこちら(・∀・)
お世話になりました(>ω<)