私もまだまだ初心者なんですが、初心者だからこその自分が作ったときにひっかかっていろいろぐぐっても出てこなかったちょっとしたコツとかを書いておこうかなと思います。
======= もくじ =======
くるみボタン(打ち具タイプ)
まず、くるみボタンの作り方は大きくわけると2タイプあります。
プラスチックとかで作ってある殻に布地をかぶせて、裏を縫い縮めたり接着剤でつけたりして作るタイプと、ボタン裏パーツがあって、打ち具でオモテパーツと裏パーツの間に布をはさみこんで作るタイプの2つです。
後者は手で押し込めるタイプと木槌で打ち込むタイプ、業務用のプレス機で打ち込むタイプの3種類があります。
私が刀剣イメージで作ってるのは一番手軽にいける手で押し込むタイプ。
ダイソーで打ち具つきセット/補充用ボタンとして売ってるやつです。
生地を切る
ダイソーのくるみボタンセットには、型紙(もどき)がついてきます。
こういうやつです。
だいたい、ボタンの直径+20mmぐらいとってあります。10mmずつ周囲を大きくとるかんじですね。
私は自分で布地の柄を作ってるので切り取り線がありますが、市販の布地を使う場合これをあてて、周囲をチャコやミリペンなどでしるしをつけて切り取ることになります。
これだと柄が隠れて見えないので、自分で真ん中に穴をあけて段ボールやクリアファイルを切って、型紙にしてもいいですね。
透明なプラ板型紙を売ってるお店もあります。
で、38mmの型紙なんですが。
これ、思わず信じちゃうんですけど、じつは。
くだんの、アクリル製の市販の型紙(アクリルに紙ってつけるのすごいへんなかんじですけど)と並べると。
アレッ?
アッー/(^o^)\
プリントアウト前に気がついてよかったですマジで(;・∀・)
信じてこの枠のサイズで図柄作りかけてたよwww
生地を土台に入れる
次の難関。とくに、はっきり柄の真ん中をボタンの真ん中にしたい場合はたいへんです。
殻に両面テープをはっつけてセンターをなるべくずらさないようにするという手もあるようですが、キルト地とかはさむときは使えません。
ダイソーの今売ってるやつは土台が透明なので(昔は不透明だったらしい)ひっくりかえすと柄がどの位置にきてるか見えます。
あと、真ん中に整形の時のバリなのかぽっちがあるので、センターもわかりやすいです。
わかるのと真ん中に布地を入れ込めるかはまた別の話だったりします。
押し込むときに斜めに入れちゃうので、最初に布をセットしたときと実際に入ったときで位置がずれるんですね(・・
布の位置がずれたら、上下左右斜めから引っ張ってずらすか、殻ごと外して位置をずらして入れ直すかのどっちか。
布が歪むので最後の微調整以外は布の入れ直しをおすすめします。
あと、私が使ってるこのコットン布はだいぶ厚地らしくて、入れるのにめっちゃ苦労します。
市販の端切れ類ならたぶんもうちょっと楽だと思いますが。
なんせ、くるみボタンの端が薄いしそれなりにかたいしとがってるから指が痛い(/_;)
打ち具の入れるほうで押し込むこともできますが、これも布地が厚めだとなかなかうまくいきません。
布の端のとこでボタンのふちをくるんで押し込むとちょっと指の痛さが軽減できます(´・ω・`)
ボタン裏パーツを置く
無事、目当ての位置に布をセットできたら、布の余り部分を裏側へ
折り込んで、
裏パーツをのせます。
この時、なるべくまっすぐというか平たくのせましょう。ここですでに斜めってると押し込むときにさらに斜めります。
入れるときにちょっと土台をぎゅぎゅっと外側へ押しのけるようにして押し込むとわりとまっすぐにはまります。
押し込む
最後の難関です。
上に打ち具を乗せて、ぎゅっと。
ぎゅっと・・・・
ぎゅううううううううううう(>_<)
手が痛い⊂⌒~⊃。Д。)⊃
うまくいくときもありますが、たいてい斜めります。
明らかに斜めです。自分をごまかしたいところですがなかなかごまかしきれません。
こうなっちゃうと、指で押し込むのはかなり無理です。
手のひら重ねて上からぐにゅってやってもなかなかいきません。
手が痛くなるばっかりです。
こうなるの私だけなのかな私だけヘタなのかなと思っていろいろ調べてみました。
楽しくくるみボタンを作りましょう!なんてサイトも、よーーく見るとすみっこにちっちゃーーーーい字で「それなりの力は必要です」とか書いてあります。
おい。
どうやらみんななるようです。
手がだめなら道具を使いましょう。
道具の使用が類人猿を決定的にほかの哺乳類と異なった進化の道に導きました。
その子孫なんですから堂々と道具で楽をしましょう。
私はこれを使ってます。
ダイソーのMFD板。10cm角かな?コースターくらいのサイズのが6枚セットになってました。
※ちなみに、うちの机は天板がガラス板のせいか、上だけじゃなく下にも敷くと力がよりしっかり伝わるようになりました。
別にこれでなくても、平たくてすべらなくて折れなそうなものならなんでもいいです。
私が最初に見たブログではハードカバーの本を使いましょうと書いてありました。
それをつかうなんてとんでもない
というか、そんな乱暴な扱いしてもかまわない本がなかったのでやめました。
で、私は最初スマホでやりました。
折れそうな気がしたんでやめました(;・∀・)
そのほか、
クリップボード(これはA6)も使ってみましたが、うすくて折れそうだったのでやめました。
テコの原理なんだし長いのがいいかもねと思ってトンカチで∠こういう形を作って押してみましたが、すべって指はさんでものっそい血豆つくりましたのでぜひともみなさんは真似しないでください(o_ _)o
とりあえず、
- そんなに大きくなくて取り回しが楽(打ち具よりは大きい)
- 平たい
- それなりに厚いorしっかりした硬さがある
- すべらない
このへんを満たしてればなんでもいいと思います。
これで打ち具をはさんで
ヨコから見るとこんなかんじ
打ち具サンドイッチができたら、あとは上から両手でぐっと。
そして、これは、まっすぐ平らに入れようとするとかえって力が要ります。
斜めに入れましょう。
どうせたいてい力加減がずれて斜めになります。
だったら最初っから斜めに入れてもいっしょ(・・
斜めに入れると、てこの原理で力がしっかり伝わるようになるので、だいたいさくっといきます。
裏パーツがしっかりハマると、
ぱくん(・∀・)
っていいます。
もうこれは実際にやってみてもらうしかないんですが、
あっ これ明らかにハマった! っていう、感触が、確実にします。
そうしたら打ち具をどけて土台を取り出して、
完成です(・∀・)
足を外すコツはいずれまた別のエントリで。